2025.11.04
鹿児島の未婚率、上昇の裏にある「人との距離感」2025年 おはら祭から見る今どきの婚活事情

こんにちは。絆の窓口です。
鹿児島の秋の風物詩、〈おはら祭〉が今年も鹿児島の天文館に賑わいをもたらしました。

約1万6,500人が踊り、観客として集まる中、街の空気が一変する瞬間があります。けれど、その一方で人混みが苦手な方の「人混みが苦手だから行かなかった」という声も少なくありません。
この「出会いの場に自分が出ない」という選択が、実は婚活の現場でも影響を及ぼしています。今回は、鹿児島県の未婚率や婚活事情を“人との距離感”という視点から考えてみたいと思います。

1. 数字で見る鹿児島県の婚活事情
■未婚率の実態
最新の確定データではありませんが、2020年(令和2年)国勢調査によると、鹿児島県において「18歳以上人口」の配偶関係について次のような数値が出ています。
男性:未婚率 29.4% / 有配偶率 60.4%
女性:未婚率 22.1% / 有配偶率 52.5%
つまり、既婚・配偶のある人を除けば男性で約3人に1人、女性で約4人に1人が「一度も結婚したことがない」状況ということになります。
さらに、年齢層を「25〜39歳」とした時、「未婚化・晩婚化」の進展が資料により示されています。例えば、25〜39歳男女比において、男性100人あたり女性103.3人というデータもあります。 この数字から読み取れることは、「未婚である人=少数派」というイメージではなく、“かなりの人数が当たり前に未婚”という時代に私たちは生きているということです。
■ 婚姻件数、婚姻率の推移
「結婚をする人」の数・比率も、地域・全国ともに変化しています。鹿児島県の資料では、令和5年(2023年)における婚姻率が「人口千人に対して3.3件」という過去最低水準を記録したという報告があります。
例えば、県や市のデータで、鹿児島市では2023年の婚姻件数が2,194組、婚姻率が3.8(人口千対)という数字も報じられています。
このような背景があるため、「結婚を意図する出会い」が自然発生的に減ってきている、という構図が見えてきます。
■初婚年齢と晩婚化の傾向
結婚年齢が高くなる=“結婚のタイミングが後ろ倒し”というデータも見られます。全国の推移データによると、鹿児島県では例えば平成29年時点で平均初婚年齢(夫)が約29.0歳、妻が29.2歳前後という値が出ています。 厚生労働省 また、婚活・相談所サイトによると「鹿児島県の男性初婚平均 30.4歳、女性 29.0歳」という値も報じられています。
つまり「以前なら20代中盤で結婚」というリズムが、今では30代前半~というペースになっており、その分“結婚していない時間=未婚の期間”が延びているという見方もできます。
2. なぜ“人との距離感”が婚活に影響するのか?
■大きなイベントに出ないという選択
先に触れたおはら祭のような大きなイベントでは、文字通り街が“出会いの場”になります。たくさんの人が集まり、交流の機会が増え、偶然の出会いも起こりえます。
ですが、「人混みが嫌い」「大勢の場が苦手」という理由で、こうした機会を無意識に避けてしまっている方も少なくありません。「行かない」という選択は、それだけ“出会いの可能性の母数”を減らしているとも言えます。
地方で暮らす私たちには、都会のような“毎日大勢が出会う場”が多くあるわけではないため、ひとつひとつの出会い機会が貴重です。
■ 地域・暮らし・ライフスタイルの変化
鹿児島県のような地方都市では、かつて「職場」「地域」「友人・知人の紹介」というルートで自然と出会い→結婚という流れが多くありました。しかし今は、次のような傾向が指摘されています。
- 若い世代の県外流出・Uターン/Iターンの増加
- 仕事・趣味・一人暮らしを重視するライフスタイルの多様化
- SNS・デジタルコミュニケーションの普及により“リアルな出会い”の機会が減少
こうした変化の中で、「出会う場そのものが少ない」「出会っても関係に発展しづらい」という実感を持つ方が増えています。資料によれば、若年層の「異性と知り合う機会がない」ことを理由に未婚を選択している割合も見られます。 南日本新聞デジタル+1
このような背景が、「人との距離感」「人混みを避ける」という選択が、婚活において“無意識のハードル”になっている理由の一つです。
■“出会いがない”を超えて“出会いに向かえない”という壁
一般的に「出会いがない」という言葉を耳にしますが、実際には「出会っても、次のステップに進む気持ちになれない」「大きな場で疲れてしまう・居心地悪く感じる」「自分から声をかけるのが苦手」という声も多くあります。
たとえば、資料によれば、20〜30代の独身男性・女性で「恋人として交際した人が3人以上いる」割合が既婚者に比べて低いというデータがあります。 Gender Equality Bureau
このように、“出会い”=“結婚”まで一直線ではなく、その前段階として「人と会って話す・深く知る」「自分のリズムで関われるか」というフェーズが大きくなってきています。

3. 「おはら祭」という象徴から見える婚活メッセージ
■ 賑やかさの中の“ひとり”という実感
おはら祭では、街が一体となり、音楽・踊り・人の熱気に包まれます。けれどその中で「行かない・人混みが苦手」の選択をした人が抱くのは、どこか“置いていかれた”気持ちや“自分だけが静かでいい”という安心感のどちらかでしょう。
婚活でも同じような気持ちが起こります。「みんな婚活パーティーに行ってる」「街でカップルが増えている」のを見て焦る。でも自分は“人の多い場”が得意ではない。だから「出会いがない」と感じる。
でも、それは決して“動きが遅い”ということではありません。“自分のペースで出会える方法を選んでいる”ということなのです。
■ 地域ならではの出会い方を活かす
鹿児島には、地域性・自然・人情・つながりといった強みがあります。それを婚活に活かさないのはもったいない。たとえば:
- 地元のイベント・祭り・郷土文化をきっかけにした少人数の交流会
- 趣味・ボランティア・地域活動を通じた“本気の出会い”
- Uターン・Iターン・地元戻りのライフステージを恋愛・結婚と結びつけるプログラム
こうした“地域ならでは”の出会いは、都会の婚活のように“出会い→交際→結婚”を焦るものではなく、「ゆっくり・自然に・自分らしく」進められる余地が大きいのです。
■ “人混みが苦手”でも安心して取り組める婚活の形
大きな場が苦手な方にこそ、お伝えしたいことがあります。
- 小規模・少人数の交流会で、話しやすい環境を選ぶ
- オンライン面談・紹介サービスで、顔合わせからスタート
- 結婚を前提にしながらも“まずは人と会う”というリズムを作る
「婚活=大量の出会いを片っ端から」というスタイルではなく、あなたの“居心地のいい出会い方”を選ぶ。そのほうが長く続き、結果として“成婚”に繋がる可能性が高いと、私たちは感じています。

4. 絆の窓口が考える、あなたのための3ステップ婚活プログラム
ここからは、私たち「絆の窓口」が、鹿児島で出会いを求める方に向けて実践してほしい3つのステップをご紹介します。
🕊 出会いの母数を増やす場づくり
人が集まる場には、多様な人がいます。その中で“自分に合った人”に会える可能性が上がります。
- 年齢層を20代後半〜40代まで幅を持たせた会を企画。30代・40代の未婚率も無視できない今、幅を持たせることが意味を持ちます。
- 趣味・地域・ボランティアというテーマを設定した交流。例えば、「桜島ウォーキング+カフェ交流」「郷土料理作り体験+座談会」など。
- オンライン+オフラインのハイブリッド形式で、「まずは自宅で顔合わせ→実際に会う」というステップを用意。人混みが苦手な人でも安心して参加できます。
🕊 将来設計・ライフスタイル相談を併設
「出会い」だけでは、結婚には届きません。「一緒に生きていく」ための考え方・準備が必要です。
- 会員カウンセリング時に、「仕事」「住まい」「家計」「子ども・地域との関わり」などをテーマにした将来設計ワークショップを実施。
- 地元に根ざした暮らしを想定して、鹿児島ならではの住環境・地域活動・自然との関わりを婚活の視点に取り入れます。
- 転職・U・Iターン・地元戻りなど、“生活の再スタート”を支えるプランも一緒に考えましょう。例えば、「これから鹿児島に戻ろう」「リモートワークを活用した暮らし方」など。
🕊 地域特性を活かした婚活プログラム
地方だからこそ、都会とは違う“強み”があります。
- 地元の祭り・郷土文化・自然体験を取り入れた“出会いの場”を作ります。
- 例えば、イベントを「ふたりで一緒に参加する」未来をイメージできるよう、少人数で地域参加型のイベントを設ける。
- 会員ブログ・SNSで「鹿児島で成婚した人の声」「Uターンして結婚した人の体験談」を紹介し、地域に根ざした婚活のリアルを伝えます。

5. 未婚率の数字をあなたの味方に変える
■“3人に1人”という数字をどう捉えるか
先述した通り、鹿児島県では男性で約29%、女性で約22%が「未婚」です。つまり、3人中1人、4人中1人が“まだ結婚していない”という状況です。これを悲観的に捉えるか、チャンスと捉えるかはあなた次第です。
「未婚率が高い=出会いがない」ではなく、「未婚である人がたくさんいる=出会いの母数がある」というポジティブな捉え方もできます。
■ 遅めの「今」が、実は結婚にとって良いタイミング
初婚年齢の上昇、婚姻率の低下という流れの中で、「20代で結婚」というモデルは少しずつ古くなってきています。30代で“結婚を真剣に考える”という流れが、むしろ自然な選択になっているのです。
だからこそ、「30代・40代で婚活を始めるのは遅い?」という疑問は不要です。今が“あなたの人生の大きな出会い”をつくるチャンスのタイミングなのです。
■ 自分に合った“出会い方”を選択するということ
婚活において重要なのは、「量」でも「速さ」でもなく「自分に合っていて続けられる出会い方」です。
- 「大きな婚活パーティーは苦手」という方は、少人数会・オンライン初回会などを選んでいい。
- 「人見知りだからまずは顔合わせだけ」という方には、紹介型・カウンセリング型を活用。
- 地元で暮らしたい・地域とのつながりを大切にしたいという方には、地元イベント・地域交流型を活用。
こうして“自分のペースで動きながら出会いをつくる”ことで、ストレスなく、そして自然に「結婚」という次のステップに向かいやすくなります。

7. 行動を起こすために、今できる三つのこと
- 自分の“出会いのスタイル”を考える
人混みが好き?苦手?週末がいい?オンラインがいい?
まずは自分の気持ちに素直になって考えてみましょう。 - 情報収集をする
地域の婚活イベント、少人数交流、紹介サービス、オンライン顔合わせなど、どんな形式があるかを知ることで「出会いの母数」を増やせます。 - 一歩を踏み出す
人混みが苦手だから…と躊躇しても、“出会いない”まま時間が過ぎていくだけです。
小さな相談会・オンライン説明会・友人との紹介など、気軽に“出会いのきっかけ”を作ってみましょう。
8. まとめ
イベントで街がにぎわう日もあれば、静かに一人で過ごしたい日もあります。婚活も同じです。
人混みが苦手だから参加しない、という選択をしても、それが悪いわけではありません。むしろ、その“自分のペース”を大切にしながら、出会いの形を選べる時代になってきています。
鹿児島県の未婚率・婚姻率・初婚年齢のデータを見ても、「まだ結婚していない人=少数派」ではなく、“多数派”という認識に変わってきています。だからこそ、あなたが「結婚したい」「誰かと人生を共有したい」と思うその気持ちこそがスタートラインです。
私たち絆の窓口は、鹿児島という土地で、あなたらしい出会いと結婚をサポートします。焦らず、自分らしく、そして確実に。まずはお気軽にご相談ください。

「絆の窓口」は、鹿児島での婚活を応援するパートナーです。
ご相談はもちろん、プロフィール写真の撮影や、マッチング・ご成婚までしっかりサポート!
「出会いがない」「婚活がうまくいかない」と悩む方に、
鹿児島の結婚相談所として、本気で寄り添います。
詳しくはお問い合わせください♥
▼結婚相談所 絆の窓口|鹿児島の結婚相談所
ご予約・お問い合わせ:099-278-0677
(お電話・インスタDM・公式HPからも受付中)
【所在地】鹿児島市春山町2731-2(2階)
【営業時間】10:00〜18:00/水曜定休